ここ数年で、「ChatGPT」という名前を耳にする機会が急激に増えました。
テレビや新聞でも取り上げられ、仕事や学校でも活用され始めています。
しかし、「名前は聞いたことがあるけれど、実際には何なのかよく分からない。」
そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は、初めてChatGPTを使う方に向けて、「ChatGPTとは何か」「どんなことができるのか」を分かりやすくご紹介します。
ChatGPT(チャットジーピーティー)とは?
ChatGPTは、OpenAI(オープンエーアイ)という会社が開発した生成AIサービスです。
パソコンやスマートフォンから利用でき、人と会話をするように質問したり相談したりできます。
では、「生成AI」とは何なのでしょうか。
生成AIとは、人から質問やお願いを受けると、事前に学習した膨大な情報をもとに質問の内容を理解し人と会話をするように答えたり、文章や画像、プログラムなど新しいものを作り出したりできるAI(人工知能)サービスのことです。
これまでのコンピューターは、人があらかじめ決めた操作しかできませんでした。
一方、生成AIは質問の内容を理解し、その場に応じて新しい文章や画像などを作り出すことができます。
つまり、「決められた処理をするコンピューター」から、「会話をしながら一緒に考えてくれるコンピューター」へと進化したと言えるでしょう。
そのため、生成AIは単に「答えを検索する道具」ではありません。
人と会話をしながら、一緒に考えたり、新しい文章や画像などを生み出したりできる、新しいタイプのコンピューターなのです。
以前の記事でも紹介しましたが、AI(人工知能)とは技術全体を指す言葉であり、ChatGPTはそのAI技術を利用したサービスの一つです。
少し分かりやすくするために、自動車で例えてみましょう。
トヨタ、日産、ホンダといった自動車メーカーがあり、それぞれ
- トヨタなら「カローラ」
- 日産なら「スカイライン」
- ホンダなら「アコード」
という車を販売しています。
AIもこれとよく似ています。
現在は、
- OpenAI(オープンエーアイ) が ChatGPT
- Google(グーグル) が Gemini(ジェミニ)
- xAI(エックスエーアイ) が Grok(グロック)
といった生成AIサービスを提供しています。
つまり、AIという技術を利用して、それぞれの会社が独自のサービスを提供しているということです。
ChatGPTで何ができるの?
ChatGPTは、仕事だけでなく、日常生活や学習など、さまざまな場面で活躍します。
仕事で活用する
仕事では、
- メールや文書を作成する
- Excelの関数やWordの使い方を教えてもらう
- 会議の議事録を要約する
- プレゼン資料のアイデアを考える
- プログラムを作成・修正する
など、業務を効率化することができます。
日常生活で活用する
仕事以外にも、
- 今日の夕食の献立を考える
- 旅行プランを作る
- 趣味について会話を楽しむ
- 悩みや考えを整理する相談相手になる
- 分からないニュースを分かりやすく解説してもらう
- 読書や映画について語り合う
など、暮らしの中でも気軽に利用できます。
最近では、「調べものをするAI」だけではなく、「話し相手」や「相談相手」としてChatGPTを利用する人も増えています。考えを整理したり、新しい視点を得たりするためのパートナーとして活用される場面も増えてきました。
学習にも大きな力を発揮する
ChatGPTは、勉強をサポートする家庭教師のような存在にもなります。
例えば、
- 数学の問題を途中式まで丁寧に解説してもらう
- 英文を日本語へ、日本語を英語へ翻訳する
- 国語の文章の要点や指示語を分かりやすく説明してもらう
- 歴史や理科の内容を理解できるまで教えてもらう
- 定期試験や資格試験の問題を作ってもらう
- 小論文や作文を添削してもらう
といった使い方ができます。
私が学生だった頃は、数学の図形問題や証明問題で「なぜこの定理を使うのか」が分からず、そこでつまずいてしまうことがよくありました。
先生に質問しても理解できず、参考書を読んでも分からない。塾へ通う余裕もなく、そのまま諦めてしまった問題も少なくありません。
しかし、今は違います。
ChatGPTに
「高校1年生にも分かるように説明してください。」
「途中式を省略せずに教えてください。」
「もっと簡単な例で説明してください。」
とお願いすれば、自分が理解できるまで何度でも説明の仕方を変えてくれます。
さらに、YouTubeには分かりやすい授業動画が数多く公開されています。
ChatGPTで疑問点を質問し、YouTubeで映像を見ながら理解を深める。
この二つを組み合わせれば、私たちの学生時代では考えられなかったほど恵まれた学習環境が手に入ります。
AIは答えを教えるだけではありません。
「理解できるまで寄り添ってくれる家庭教師」として活用できるのです。

ChatGPTは検索エンジンではありません
ChatGPTを初めて使う人が最も驚くのは、Google検索との違いです。
Googleでは、「Excel SUM関数」「石垣島 天気」のように、キーワードを入力して検索します。
一方、ChatGPTでは、
「Excel初心者です。売上を合計したいので、一つずつ教えてください。」
「石垣島へ旅行する予定です。おすすめの観光コースを考えてください。」
というように、人に話しかけるような文章で質問できます。
つまり、検索するのではなく、会話する。
これがChatGPT最大の特徴です。
難しく考えなくても大丈夫
「AIなんて、自分には難しそう。」そう思う方もいるかもしれません。
しかし、実際には難しい知識は必要ありません。
普段、人に質問するように話しかけるだけです。
例えば、
「こんにちは。」
「今日の夕飯の献立を考えてください。」
「Excelで困っています。」
そんな簡単な一言から始めれば十分です。
使えば使うほど、
「こんなこともできるのか。」
という発見が増えていくでしょう。

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